0から始める東大生活

東京大学文科三類に通っています(2021年〜)

大学にも慣れてきましたね

東大の授業が始まって3週間が経ちました。授業は殆どがオンライン形式で、初修外国語スポ身という体育の授業のみ対面で行われています。課題はまだそこまで大変ではないですが、アレサ初ゼミがSセメに被っているのは厳しいものがありますね。これからが大変そうです。

さて、今回は自分が受講している授業について軽く話していきます。是非最後までご覧になっていってください。

 

中国語一列・二列

中国語の発音から入り、文法面を中心に学んでいく授業です。中国語は発音が難しいですね。使われているのはアルファベットと漢字なのに、自分の知っているそれとは似て非なるものです。慣れるまでに時間がかかりそうです。

中国語初級演習

こちらは主に中国語での会話を学んでいく授業です。今はまだ発音練習をひたすら繰り返している段階ですね。リスニングが無理ゲーすぎて毎日枕を濡らしています。

英語中級

自分のクラスではジェンダー論についての英語論文を読んで、それに関してレポート提出や発表を行っています。英語論文を読むのは大変ですが、その内容は中々興味深いので為になる授業です。

英語二列(ALESA)

自分の興味関心のあるトピックを一つ取り上げて、それに関して英語で論文を書く授業です。言わずと知れた負担ゲキ重授業ですね。担当の先生が鬼で、既に鬱病になりかけています。落単だけはせんといてくださいよ!

初年度文科ゼミナール

自分は社会科学についてのゼミを選びました。この授業では自分の意識している社会問題を取り上げ、それに関する仮説を立てて検証していき、最終的に論文にまとめ上げていきます。論文を書くのは初の体験なので楽しみ半分不安半分です。

社会I

社会学について学ぶ授業です。この授業を選んだのは「エログロ映画を授業中に観る」ということに惹かれただけです。授業内容は半端じゃなく難解です。助けて。

理I

人の心理や脳の原理について学んでいく授業です。自分の脳がいかにデタラメなのかを知ることが出来て面白いです。

法I

その名の通り法律について学んでいく授業です。自分は法学部志望なので選択しましたが、レポートに加えて試験もあるので中々苦労しそうです。オンラインなのも相まって授業中はとんでもなく眠くなります。

現代国際社会論

現代と名のついた授業ですが、古代から現代にかけて、様々な時代における国際関係について学んでいく授業です。二つの世界大戦が国際社会に与えた影響の違いについての講義は興味深かったですね。

生態学

日本の生物やそれを取り巻く環境について学んでいく授業です。日本の森林面積は明治初期と比べてそこそこ増えているそうです。意外じゃないですか?

宇宙科学I

文科生向けの、宇宙の神秘について学んでいく授業です。授業の内容はかなり高度で追いつくのは難しいですが、宇宙の途方もないスケールの大きさを感じることができます。

情報

授業あんまり聞いていません。許せ。授業内容は至って普通です。

スポ身

これは種目ごとに分かれて体を動かす授業です。自分は経験のある陸上を選びました。どうやら授業内でリレーをやるらしいので、それを楽しみに生きていきます。教科書買わされた意味あるんですかね?

 

自分の履修している授業について一通り述べました。これ以外にも東大では様々な分野の授業が展開されているので、Aセメが楽しみですね。

Sセメでは落単0を目標にして過ごしていきます。進振りガチるとかそういうのもありますが、最初から張り切り過ぎると後にガス欠になりそうなのでやめておきます。頑張りましょう。

 

それでは今回はこの辺で。さようなら。

二次試験を振り返る会

本日、東京大学二次試験の開示が届きました。これに関しては最後の方に公開します。

今回は二次試験当日のことを色々振り返っていこうと思います。記憶が曖昧なのでいくつか矛盾する点が出てくるかもしれませんが、その辺はご了承ください。

 

 

1日目

去年は正直、全くもって受かる自信がなかったので、試験場に入場する時はヘッドホンで音楽を聴いてひたすら気を紛らわせていた。でも今年は受かる自信があったので、割とリラックスした状態で入場できたと思う。ただ、駒場の駅前に自分の嫌いなYouTuberである高田ふーみんがいて、朝から嫌な気持ちになった。

教室に到着。既に2/3以上の席が埋まっており、皆が一心不乱に最後の詰めをやっていたので、自分も集中して最後の勉強に臨むことができた。

最初の科目は国語。国語はこの一年解く順番でかなり迷走したのだが、結局大問1から順に解いていくことにした。

現代文は最後の120字問題以外は悪くない出来。若干の不安要素だった漢字も全完できて、良いスタートが切れた。

だが、次の古文でハマってしまう。現代語訳問題は無難に片付けたものの、最後の2つの問題がまるで分からない。とりあえず空欄はすべて埋めたものの、古文で稼ぐつもりだった計画が不発になってかなり焦ることになる。

そして漢文。文章自体は難しい訳ではなかったが、ハマった回答を書けたかというと素直に首を縦に振ることはできないといった出来であった。古漢がここまで奮わないのは想定外であったが、自分が出来ていないなら周りも出来ていないだろうと思って何とか気持ちを落ち着かせた。

最後に随筆チックの現代文。この時点で残り35分程度しか残されておらず、急ぎながら読解を進めた。この大問は簡単だったと思う。数分を残して何とか全ての回答を書き上げ、軽く見直しだけしたところで時間がきた。

感触としては65-70点といったところだろうか。目標には及ばなかったものの、及第点は達成したと思い、数学知識の確認に頭を切り替えた。

 

自分の最大の敵である数学。去年は16点しか取れず、今年は難しいセットであったとしても何とか40点は取りたいと思って臨んだ。

まずはざっと問題を確認して、大問4が整数問題で解けそうに見えたのでそこから取り組んだ。しかし、解けない。(2)の段階で手が止まってしまい、この問題は捨てることにした。後から見返してみて、(4)は単独で解ける問題だと気づいて解かなかったことに後悔したが、後から嘆いたところで仕方ない。

続いて大問3に取り組んだ。(1)は計算ミスをしてしまって時間がかかったが、特に悩むこともなく回答を書き上げることができた。(2)は東大が好きな領域問題で、逆像法を用いて存在条件に帰着させて解こうと思ったのだが、解けない。二変数の存在条件はどちらかの文字を置き換えないといけないのだが、どうも置き換えができないようで、多分文字固定で解くのが正解だったのだと思う。

この時点で15点ほどしか取れていないと思ってかなり焦っていた。この時の残り時間は約60分だった。

次に大問1に取り組んだ。見覚えのある問題だなぁと思いつつ、何故か図形的解法でアプローチしてしまい、沼にハマった。これではいかんと思い、代入して解が6コになる条件を計算で求める解法にシフトチェンジした。時間はかかるし論証はかなり雑になってしまったのだが、無事に回答を書き上げることが出来た。後で気づいたのだが、この問題は河合塾の完成シリーズで扱った問題の類似で、河合塾の解法を覚えていれば解法で迷うことはなかったはずだ。もう少し数学の復習に時間を割いていればなぁと後悔した。

最後に大問2に取り組んだ。残り時間は約20分であった。(1)は簡単。(2)は問題を少し眺めて、自分には無理だと悟り、残り時間は見直しに充てることにした。回答に不備がないかを確認して、タイムアップを迎えた。

感触としては35-40点ほど。難しいセットだと感じたので、最低限の点数は取れたのではないか。初日は良くも悪くも無難に終えたという印象。

 

2日目

得点源にしたい社会。予定通りまずは世界史の一問一答から取り組む。あれ?意外と分からないかもしれない。自信あったのが6つ、自信ないのが3つ、空欄が1つ。嫌なスタートとなってしまった。

次に小論術である大問2へ。これはそこそこ出来たと思う。南アフリカアパルトヘイト廃止の流れについては知識があやふやだったが、その他は悪くない感触。そして、大論術へ。テーマは宗教文化の広がりについて。ギリシア正教の広まる流れはあまり知らなかったので適当な文章を書いてしまった。うーん、微妙だ。

世界史を終えたところで日本史へ。日本史は特に語ることもないと思う。あまり知識が必要とされず、一方で与えられた文章の適切な読み取りが重要だった。最後日本史をブーストした自分としては、もっと難しい問題を期待していたので、これでは差がつかないと思って少し萎えていた。

ここまで終えた段階では大体185点くらいと予想していて、英語で70点取れば受かると思っていた。光明が見えてきた。

 

そしてラスボスの英語。4Aから解き始めたのだが、まったく分からない。半分くらいは適当に選んでさっさと次に進んだ。4Bはいつも通りの感じ。6.7割を狙って回答を書き上げた。苦手としていた5は会心の出来であった。文章がかなり読みやすく、問題も選びやすいものばかりだった。良い流れのままリスニングへ。

しかし、ここで事件が起きる。音声が早く、しかも微妙に訛っていて全然聞き取れない。焦りが出始める中で時間だけが無情に過ぎていった。結局リスニングはボロボロだった。1/3は勘で、リスニング対策に割いた数ヶ月はなんだったのかと落ち込んでしまう。そんな暗い気分のまま後半戦へ。

1Aはよくわからない文章だったが、最低限論点を合わせて点を狙いにいった。1Bは普通の難易度。多分全部合っているだろうと思った。

最後に取り組んだのが2の英作文。2Aでは英語表現が出てこなくて軽くパニックになってしまい、酷い文章を書き上げてしまった。2Bは比喩表現が多かったので、上手く書き換えすることを意識して文章を書いた。残り1分くらいになったところでようやく英作文を書き終えて、最後はマーク漏れがないかを確認して、全ての試験時間を終えた。

ここでの体感としては75点くらい。ということは可能性あるかも?と思ってウキウキしながら退室の合図が出るまで、配布された東大に関する資料を眺めていた。

 

帰宅して軽く自己採点をしてみた結果が以下の通り。

国語  65

数学  35

日本史 42

世界史 38

英語  72

Σ252

一次の点数と合わせると343点ほど。悪くない点数だと思っていたが、英語社会は易化した、英語は簡単すぎたなどのTwitter上での意見を見て、自分は落ちたのではないかと思い始めた。文三の去年の合格最低点が約339点で、去年より簡単になったとなると最低点は345点くらいになるのではないかと予想していた。どうなるにしろ自分はボーダー付近だと思っていたので、毎日気が気でない精神状態で過ごしていた。

そして3/10。恐る恐るスマホを覗き込むと、自分は受かっていた。一年諦めずにここまでやってきてよかったと思えた瞬間だった。

 

 

お待たせしました。それでは、今年の二次試験の点数開示をします。ドーン。

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色々ツッコミ所が多いですね。

まず国語。これは予想よりは低かったですね。ですがこれくらいなら誤差の範囲でしょう。恐らく古文漢文が自己採点より低かったのだと思われます。

次に英語。これは想定外でした。マーク部分で36点あったので、記述部分は6割はあるだろうと思って72点予想したのですが甘かったみたいです。英作文が振るわなかったのでしょうか。

続いては数学。これも想定外です。1完2半でこの点数がくるとは思いもしませんでした。どこをどう採点したらこんな良い点数がくるのでしょうか。

最後に社会。日本史は若干低めで、世界史はやや高めでした。これ以上語ることはないです。

なんと、数学に救われた形での合格でした。数学は直前期一番触れていなかった科目なのですが、この一年での積み重ねが活きたのでしょうか。ありがたいことです。

 

疲れたので今回はこの辺で。さようなら。

プロローグ

ご無沙汰しております。MDです。

以前はこのようなブログをやっておりました。

https://utl1story.hateblo.jp/

以前のブログで既に少し投稿してしまっていますが、ブログのURLが文一仕様なままなのが気になってしまい、このように新たに始めた訳です。はてなidは変更不可能なので、見逃してやってください。

 

本ブログでも、自身が体験した東大での生活について皆さんに伝えていけたらなと思っているので、これからも変わらぬご愛顧をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

それでは、また。